木の素材について
家具や小物に使われる木材は無垢材と突板がございます。
無垢材とは原木から切り出したそのままの木材です。天然のものなので同じ木目は二つとなく、大きさもばらばらです。大きな部材が必要な場合は、何枚かの無垢材を接ぎ合せて使用します。
突板に比べるとコストはかかりますが、無垢材がもつ風合い、ぬくもり、重厚感や高級感は唯一無二です。経年変化も魅力の一つで、メンテナンスしながら使えば使うほど、味わい深い風合いが生まれます。
突板とは無垢材を薄くスライスした木材を板にはりつけたものです。これを芯材にはりあわせ、厚みのある部材をつくります。もちろん無垢材と同様に天然木なので、木の風合いを感じることができます。
無垢材のように季節や環境によって反ったり曲がったりしないので、くるいが少ないのも特徴です。高価な銘木でもコストを抑えることができるのも魅力です。
木の仕上げについて
[ オイル仕上げ ]
植物性の天然オイルを木の内部に染み込ませる塗装方法です。ウレタン塗装のように木の表面を塗膜でコーティングしないので、木のもつ自然なツヤを引き出すことのできる仕上げです。
[ ウレタン仕上げ ]
木の表面をウレタン樹脂でコーティングする塗装方法です。主に突板を使用している場合に適しています。耐水性、耐光性に優れている仕上げです。
木のメンテナンスについて
濡れたものや熱いものを直接置くのは避けてください。コーヒーや紅茶、ワインなどをこぼした場合は直ちに拭き取ってください。汚れやシミの原因となります。コースターなどの敷物をご利用ください。
過度の湿気や乾燥は、反り、割れの原因となることがあります。直射日光や冷暖房器具が直接当たる場所への設置は避けてください。
ザラザラした陶器などをそのまま置くと、傷がつくことがございます。お気をつけください。
日常のお手入れは乾拭き、または水を含ませ固く絞った布で拭いてください。
使用頻度や状態にもよりますが、数ヶ月に一度、乾いた布にオイルを染み込ませて塗布してください。少し時間を置いて木部全体にオイルを染み込ませ、余分なオイルは拭き取ってください。
木の樹種について
木製品によく使われる樹種をご用意しております。
野球のバットにも使われるタモ、ドングリが実るナラ、ギターにも使われるアルダー、さくらんぼが実るチェリー、北欧家具によく使われるチーク、くるみが実るウォルナット。
どれも大変美しい表情をもった樹種です。選ぶ樹種によって、モノの雰囲気も大きく変わります。
木材の供給状況にもよりますが、他の樹種でも対応できます。お気軽にお問い合わせください。